空き家を活用したいお気持ちと現実
2020年5月4日の全国賃貸住宅新聞に、興味深い記事がありました。
空き家を所有する方への意識と実態の調査結果です。
所有している空き家について、どんな事をお考えでどんなお困り事があるのか。
四万十市の空き家を所有する方にも同じ思いがあるかと思います。
ヤマモト地所にできる解決方法を、考えてみました。
1、本当は空き家を活用したい
空き家の活用をしたいかについての返答は、「活用したい」「やや活用したい」を合わせて70%以上です。
(アキサポ空き家総研 2020年調べ)
ですが、実際には多くの空き家が放置されたままで、5年以上の長期になる方も多いそうです。
皆様、「このままにしたくない」と思いながらも、活用ができない現状。
普段の日常で不動産屋さんに行くことってなかなか、無いですよね。
気軽に尋ねる先が思い浮かばず、そのままにしている方も多いと思います。
活用できていない理由に、所有者様のお困りの声が詰まっているように思います。
2、「活用したいがどうしたらよいか分からない」
売るとしても貸すとしても、どうすれば良いのか?
そもそも売ることができるのか?貸すことができるのか?
その具体的な方法は?手順は?
お困りではないでしょうか。
ヤマモト地所では、売買課、賃貸・管理課、営繕係と常に連携を取っています。
「売ろうか貸そうか」迷う方も、ぜひお話しください。
それぞれの課の能力を持ち寄って、一番良い方法を考えます。
3、「何をするにもお金がかかる」
空き家が売却できるよう売主様に負担いただく費用がございます。
・家財処分のための処分費用。
・登記上の所有者から相続が終わってなければ相続登記の費用。
・お隣との境界があやふやであれば、境界明示の費用。
売れるかどうか分からないのに費用をかけるのは難しいと思います。
売れるための道筋をたてて、どうしても必要な費用を、お見積もりいたします。
「家財処分をしていただかないと、案内ができない⇒買い手がつかない」場合など。
かかる費用がある程度分かると安心です。
買主様が決まってからでも、問題のない部分は、契約後に費用が発生するようにします。
仲介手数料は、決済時のお支払いとなり、調査や査定は無料です!
登記や土地家屋調査士にかかる費用も、主には決済・お引渡し時のお支払いで大丈夫です。
決済時に買主様から代金をもらう際のお支払いなので、売主様のご負担になりません。
4、「家が老朽化している、価値が無いと思う」
家の状態から、「売却は無理だろう」とお考えの方もいらっしゃいます。
また、「リフォームしないと売れないのではないか」と仰る方もいらっしゃいました。
家屋が老朽化していても、売却は可能です。
方法はいくつかございます。
・家を、購入者がリフォームする前提で売却する
・家を、購入者が解体する前提で売却する
売主様が事前に費用をかけることはございません。
お家が使用できない状態であっても、土地としての価値はあります。
「古い家が建っているから、売りに出せない」ではなく、
「古い家が建っているからこそ、早く売却する」べきです。
空き家を放置するのは危険です、こちらの記事も合わせてお読みください。
あなたの空き家、放置していると危険!増税や損害賠償の可能性も!
四万十市の補助事業を利用し、老朽化住宅の解体費用の補助金を受ける方法もあります。
四万十市防災関係の補助金受付
5、「先祖からの家を手放すのが心苦しい」
代々受け継がれてきた土地やお家を、自分の代で他人へ手放してしまってよいのか。
ご先祖様の気持ち...、それを知ることはできません。
ですが、使用しないまま、放置されている状態が好ましいとは思えません。
県外に出ているお子さんやお孫さんが四万十市へ帰ってきて、その場所で暮らしてくれたら一番良いでしょう。
その可能性はどのくらいありますか?
「県外で結婚をし、家を建てて、元気に暮らしている」
すでに土地や家を購入されているお子さんご家族が、四万十市へ戻ることは難しいと思います。
お子さんやお孫さんのため、というお気持ちで所有している空き家を売却し、現金にすれば、違った形で役立てられるのではないでしょうか。
6、活用していない空き家の今後
現在、活用できていない土地や空き家は今後どうなるのでしょうか。
年数が経過するほどに空き家の価値は下がります。
一般的に、木造建物の耐用年数は22年と言われ、築年数22年で価値は0円となります。
その後は、マイナスとなってしまいます。
解体する費用がかかる事になり、解体費用分を土地価格からマイナスする計算となります。
四万十市では土地の価格が毎年下がっています。
現在の四万十市の公示価格平均値は、一坪当たり約13.7万円。
5年前は15.02万/坪、10年前には17.7万/坪というデータがあります。
確実に下がっています。
(地価公示価格の推移を参照しています)
7、活用するなら早いほど良い
「いつ、活用すれば良いのか?」それは今です。
いつか活用したい、というお気持ちがあるのなら早いほど良いです。
もちろん、ご家族やご親戚でお話し合ってご決断いただいたらよいと思います。
まずはお話だけでもお伺いさせてください。
ヤマモト地所では、皆様のお力になりたいと考えています。
合わせて読んでいただけると嬉しいです。
「家を売りたい」と思ったら…
実家を売却するなら、親が生きている間に売却した方がおトクかも
私達がヤマモト地所売買課です
関連した記事を読む
- 2024/12/06
- 2024/12/03
- 2024/10/31
- 2024/10/08