2022年度 四万十市の耐震化補助事業
広報しまんと2022年5月号にて、本年度の補助金受付開始が発表されました。
災害から命を守る【住宅耐震化事業】。
毎年、多くの申請が行われており、実施順位の決定は抽選になるそうです。
昭和56年5月31日までに着工された住宅が対象となります。
古い住宅は、倒壊により、近隣住宅や避難経路に、被害をもたらす可能性があります。
ご自身が住んでいない空き家は、知らない間に劣化し、他者を巻き込んでしまう、大変な危険性があります。
診断を受け、耐震改修を受けることができれば、家の強度は増し、家の価値が上がります。
診断結果が出るだけでも、売却時に買主様にお伝えする事ができます。
補助金による耐震化の流れは以下です。
1、[旧耐震基準]とは
昭和56年(1981年)の6月に、建築基準法が改正され、「新耐震」の基準が示されました。
それ以前が「旧耐震」と言われます。
新耐震基準では、震度6強から7程度の揺れでも倒壊しないような構造基準が設定されています。
旧耐震基準では震度5強程度の揺れでも倒壊しない、とされています。
旧耐震基準のままでは、震度6や7の地震に倒壊してしまう可能性があります。
2016年の熊本地震は最大震度6。
2011年の東日本大震災は最大震度7。
南海トラフ地震が発生した場合の被害想定によると、震度7だそうです。
いつ来るか分からない地震だからこそ、出来る備えをしていきましょう。
2、耐震診断を受ける
四万十市HPより、申請書を印刷し、記入、申込します。
建築物の所在地・所有者・建築年次・床面積など。
耐震診断の希望日や、指定の耐震診断士の名前も記入欄があります。
木造住宅耐震化促進事業のHPから、高知県に登録された耐震診断士の名簿がダウンロードできます。登録のない業者などには依頼できないそうです。
耐震診断は、いつでも受付を行っています。
耐震診断士を派遣し、住宅の耐震度を調査します。
木造住宅の補助金額:全額補助(34,572円)
全額補助されますので、耐震診断は無料で受けることが出来ます。
3、耐震改修設計をする
診断の結果、「倒壊の可能性がある」となれば、耐震改修計画書を建築士が作成します。
こちらも四万十市HPより申請書をダウンロード、必要事項を記入し、申込をします。
主に、耐震診断時の内容を記入するようです。
補助金額:戸建住宅及び併用住宅 上限330,000円/棟
(共同住宅及び長屋については1戸330,000円の上限となります。)
上限を超えた場合には、申請者の負担となります。
4、耐震改修工事を行う
耐震設計で作成した補強計画図等をもとに工事を行います。
補助金額:耐震改修工事に要する費用の全額
戸建住宅及び併用住宅 上限925,000円/棟
(共同住宅及び長屋については1戸925,000円の上限となります。)
上限を超えた場合には、申請者の負担となります。
申請書に必要事項を記入し、申込をします。
5、受付方法
お申し込みの受付期間は、2022年5月10日(火)から6月10日(金)まで。
四万十市役所3階の地震防災課での受付です。
耐震診断については、期間に限らず受付しています。
申請書と、そのほか必要書類を提出。
抽選日時は6月17日の金曜日。
抽選に外れてしまった場合は、来年度に優先されるそうです。
すぐには対象にならなくても、申込しておくことが大切だと思います。
申請のお問い合わせ先はこちらです。
四万十市 地震防災課 電話番号:0880-35-2044
6、その他の耐震化補助事業
令和4年度の耐震化補助事業として、以下の事業も同じ受付期間です。
[ブロック塀耐震対策事業]
倒壊の危険性の高いブロック塀の撤去や、改修工事にも、補助金が出ます。
[老朽住宅等除去事業]
家の取り壊し費用の補助金、解体工事費用の80%(100万円まで)を補助してもらえるとかなり助かりますね。
広報に詳細が掲載されていました!
対象となるかどうかの判断は、四万十市役所へお問い合わせくださいませ。
現在お住まいでないお家の活用方法や、売却に向けた耐震診断や改修工事、解体工事などお考えの方。ヤマモト地所でお力になります!
ぜひお問い合わせくださいませ。
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