生活排水の放流先は？

生活をする上で大切なライフラインである水。

水というと飲用水などのきれいな水をイメージされると思いますが、きれいな水以外にも生活する上で排出される雑排水（キッチンや洗濯、お風呂）や汚水（トイレ）など、そのまま流すことができない水もあります。

生活排水は川などに戻せる水質に下水道設備により処理され、側溝などに放流されます。

四万十市は地域によって、公共下水設備が整っていないエリアがあり、その場合は合併浄化槽を新設し、きれいな水に処理する必要があります。

合併浄化槽を新設しなければならない土地では、しっかりと処理した水の排水先を確認しておかなければ、水洗トイレにできなかったり、余計な費用がかかる可能性があります。

生活をする上で排水する水は2種類あります。

まず雨が降った時の雨水。

雨水はそのまま河川などに放流されます。

もう一つがトイレ、台所、洗濯、風呂などから出る生活排水。

生活排水は汚水管を通り、下水道設備もしくは合併浄化槽で処理され側溝を通り河川などへ放流されます。

生活排水の処理方法として、下水と浄化槽の二つがあります。

四万十市では下水エリアとそうでないエリアがあり、下水設備が整っていないエリアの場合は合併浄化槽を新設する必要があります。

下水設備
公共下水道を利用し排水処理を行い、きれいな水にし河川などへ放流します。

合併浄化槽
合併浄化槽を用いて生活排水を処理し、側溝や河川へ放流します。

下水設備が整っていないエリアで家を建てる場合は、合併浄化槽で処理した水をどこに放流するのか確認が必要です。

基本的には土地の前面道路などに側溝があり、その側溝へ放流することができるので問題無いですが、地域によっては前面道路に側溝があったとしても、個人の生活排水の放流ができない場合があります。

生活排水の放流先として側溝が使えない場合、放流可能な河川などまで排水管を伸ばさないといけなかったり費用も通常よりも多く必要です。

合併浄化槽で処理した水を地下浸透させ放流する方法もありますが、四万十市では排水先がどうしても確保できない状況でないと許可が下りないようです。

土地購入する前に必ず確認しましょう。

生活排水による河川などの水質汚染が問題になり、四万十市では生活排水対策として浄化槽設置の為の補助金制度も設けられています。

下水設備が整っていないエリアで、今からお家を購入されるほとんどの方は浄化槽を使われるでしょう。

生活排水を処理することは自然を守る第一歩にもなります。

購入を検討されている土地がどういった排水状況なのか、しっかりと確認し計画を進めましょう。

ヤマモト地所が仲介させて頂く物件の場合はしっかりと現地や役場で調査を行った上で契約させて頂きます。

ご安心してお任せください！