工事録【7】コーポ四万十3号館
こんにちは。中西です。久しぶりの工事録投稿になりました。
今回は、約2年半にわたり取り組んだリブランディング事業『コーポ四万十®』から「コーポ四万十3号館」を紹介します。
外壁塗装や屋上防水といった大規模修繕に加え、機能維持にとどまらない工事を実施しました。
デザインを取り入れ、分譲クオリティを目指した工夫が随所に散りばめられています。
コーポ四万十3号館
物件概要
住所:四万十市中村弥生町13-1
構造:鉄筋コンクリート造7階建
築年:1990年
間取:2DK~4LDK
面積:2663.34㎡(物件延床)
施工内容
- 外壁塗装工事
- 屋上防水工事
- 下地調整工事
- ポスト類リニューアル工事
- 共用灯リニューアル工事(LED化・増設)
- ゴミステーションリニューアル工事
- 宅配ボックス増設工事
- 防犯カメラ設置工事
- エレベーター表層リニューアル工事
- 駐輪場リニューアル工事
- 各種デザイン(ロゴ制作等)
- 各種サイン工事 …etc
Before
After
担当者コメント
思い出がたくさん詰まったコーポ四万十3号館。
計画段階から工事が終わるまで、連日現場にいたことを覚えています。
住民と勘違いされた方もいたんじゃないかな(笑)
現場では、幾度となく工事の方法、材料選定、デザインなど、様々なことを入念に打合せしました。ここで「コーポ四万十®」のブランドコンセプトが形になりました。ブランドロゴも悩みに悩んだ末、現在の姿へと落ち着いています。
今回のプロジェクトで特に力を注いだのは「デザイン」です。ロゴの線一本、角度一つにまでこだわり、読みやすく、印象に残り、建物と調和する形を探し続けました。同時に、ピクトサインについても直感的で分かりやすいことを第一に、住まう方や来訪者の目に自然と馴染みながらも、建物の統一感を壊さないデザインを徹底的に検討しました。何度も試作と検証を繰り返し、ようやく納得できる形に仕上がったときの達成感は今でも忘れられません。
外観や共用部は、築年数を重ねた建物特有の古さや使い勝手の不便さが目立ち始めていました。今回のリブランディングでは、そうした“経年”を単に隠すのではなく、新しい価値に変えていくことを目指しました。外壁の塗装は色味や艶感を細部まで調整し、日中は爽やかで引き締まった印象を、夜間は照明によって建物が浮かび上がるような立体感を演出。塔屋には新しいブランドロゴを掲げ、街のランドマークとしても存在感を放つように設計しています。夜空に浮かぶロゴは、地域に対しても象徴的な景観を生み出しています。
利便性や安心感を高めるための仕掛けも随所に取り入れました。各戸に設置した宅配ボックスは、利便性を格段に高めるだけでなく、色合いや形状を工夫して廊下全体の景観に溶け込むよう意識しました。ゴミステーションも刷新し、清潔感と機能性を両立させることで、日々の管理を容易にしつつ建物全体の印象を引き上げています。さらに、防犯カメラを増設し死角を極力減らすことで、安心して暮らせる環境を整備しました。エントランス周りにはルーバーやサインプレートを配置し、必要な情報をわかりやすく、かつ洗練された印象で伝えられるよう工夫しています。これら一つひとつの積み重ねが、「ここに住んでよかった」と感じてもらえる日常を支えています。
そして、この3号館ならではの大きな魅力が上層階の特別感です。広々とした3LDKや4LDKの住戸は、ご家族がゆったりと暮らせるプレミアムな空間。窓からは四万十市の象徴といえる四万十川と赤鉄橋を一望でき、花火大会の日には、打ち上げ花火を真正面から楽しむことができます。自宅の窓から大輪の花火を家族と眺められる贅沢は、ここで暮らす方だけが味わえる特等席の体験です。日常の中に特別な時間が組み込まれることこそ、住まいが提供できる最大の価値だと考えています。
振り返れば、この工事は単なる改修ではなく「ブランドを象徴する空間とは何か」を突き詰めるきっかけになりました。施工前の古さを糧にしながら、現代の暮らしにふさわしい形に翻訳する。そのためには細かなデザイン検証、現場での微調整、協力業者さんとの議論の積み重ねが欠かせませんでした。完成した姿を見上げたとき、とても感慨深かったことを覚えています。住民の皆様に「この建物で暮らしてよかった」と少しでも思っていただけたなら、とても嬉しく思います。
コーポ四万十3号館は、単なる集合住宅ではありません。そこに住む人の安心と誇りを支え、そして地域のランドマークとして、新たな一歩を踏み出しました。地域に根ざすこの建物が、これからも長く愛されることを願っています。
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デザイン・テクノロジー・現場力を掛け合わせて、四万十の住まいと暮らしに新しい価値を届けていきたいと考えています。
支えてくださるすべての方への感謝を忘れず、日々精進してまいります。