【人生は、運よりも実力よりも「勘違いさせる力」で決まっている】で人生観が変わる?!
人生は、運よりも実力よりも「勘違いさせる力」で決まっている
という本が自分の中でめちゃくちゃヒットしました。
認知心理学を少しかじっているので、まったく分野外というわけではないのに読んでいて自然と頷いている自分がいました。
自分に対する良い誤解をこの本の中では「錯覚資産」と呼び、心理学を読み物としてうまく昇華させています。
この本を読んで、大学の就職活動の際に言われた「証明写真にお金を掛けろ。」という言葉が思い浮かびました。
なぜ証明写真??
表情、髪型、ネクタイの色、背景色など受ける会社の社風に合わせて印象を誘導することで、自然とプラス要素になるという理由です。
自己評価に基づく書類上で唯一の“本物”に説得力を持たせることで、他の項目にも下駄を履かせる結果となるらしいのです。
当然、人事担当は証明写真にお金をかけているというところは見えない部分なので評価していません。
しかし、写真機に入って撮った写真と、写真屋さんで撮った写真では与える印象という部分で大きな差がでます。
写真屋さんで撮る写真は、明るさも撮る角度もプロの仕事なのでもちろん良い上に、良い写真が撮れるまで撮りなおしもできます。
そして、なんといっても人がカメラを構えて撮るので、人に向ける表情をしています。
写真を見る人事担当も人なので、同じ構図で同じ服でも写真屋さんで撮れば伝わる印象は絶対に変わります。
ネクタイなどの小物で印象アップ
さらにネクタイなど色の持つ印象を使って、
※以下、同じ写真でネクタイの色のみ違います。
赤=やる気、情熱を伝える色
青=冷静、知的に見せる色
黄=社交的、明るいと感じさせる色
茶=落ち着き、堅実という印象を与える色
どうでしょう?
結構印象違いませんか?
高い写真を使っているという事実は伝わらなくても、写真のクオリティを上げることで経歴や資格というファクターを抜きにして自然と印象による評価の上方修正が図れるのです。
イケメン・美女の採用率の高さはここに起因しているといえますね。
もちろん、自信が表情に出ていたり、自分の見せ方を知っていたりという要因もあるのですが、ノータッチでもクオリティの高い写真が撮れるんですもの。
それはそれで紛う事なき資産なのですが、生まれもったものですからこればっかりはどうにもなりません。笑
ただ写真1枚でこれだけのアドバンテージをもらえるなら、錯覚も確実に資産ですよね。
日常でも使える技術です
こと就活に限らず、会社からの信用においても同じことが言えます。
錯覚させる力がある人は通常以上の評価に基づいて、チャンスが配分されます。
そして、トライ&エラーを繰り返すことで、当初はなかった実力も自然とついてくる。
つまり、評価は正しかったという認識に繋がることで、次のチャンスが与えられる好循環になります。
良い人材は良い環境で生まれるというのはまさにこれですよね。
でも人間の思考、認知なんてそんなもんです。
ゲレンデマジックも吊り橋効果も知らず知らずに脳が騙された結果でしょう?
この無意識の書き換えはどんなに賢い人でも防げないのです。
本人の認識の中では、その人の能力に応じて採用した・仕事を振ったと考えているのですから。
カナダの選挙でイケメン政治家が当選した際の調査では、有権者は顔ではなくその手腕で投票した(と考えている)という結果も出ているほど無意識下で評価に下駄を履かせていたのです。
本当の実力というのは評価にならないというのがこの本の根幹にあります。
やれば出来る子というのは世の中にごまんといます。
評価されないと腐って社会を斜めに見ていた人もこの本を読めば、向き合えるようになるかもしれませんよ。
見かけの実力をうまく使って本当の実力を最大限発揮してください。
すごくタメになる本だったので、自分の知識や経験を交えながら話してみました。
心とは?意識とは?と考え始めた方は心理学という沼に足を踏み入れていますので、宮本と是非どっぷり浸かりましょう。笑
※これは不動産会社のブログです。笑
ヤマモト地所では正社員を募集しています!ネクタイの色は・・・何色でもOKです(笑)
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