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2018年05月22日
ヤマモト地所の四万十市不動産情報局ブログ

宮本の自由研究【第2弾:高気密・高断熱】

高気密・高断熱。

そういわれるとオッとなる言葉ですよね。

最近では家を建てる時だけじゃなく、賃貸物件探しの際もそういう言葉を聞くことが増えたと思います。

 

 

高気密・高断熱のメリット

外気の影響を受けにくく、冷暖房効率が良いため、光熱費が抑えられるという大きなメリットがあります。

それ以外にも部屋中が均一の温度になりやすいので、ヒートショックの心配が少ないということも。

 

高気密・高断熱のデメリット

空気の流れが悪く湿気がこもりやすいため、結露が発生してしまうというデメリットがあります。

湿気以外でも、空気が循環しない為、ホルムアルデヒドなどの揮発性有害化学物質によるシックハウス症候群も社会問題となりました。

(平成15年以降に建てられる住宅には24時間換気システムを入れることが義務づけられています。)

 

 

 

 

 

高気密・高断熱の弊害

そんな高気密・高断熱の物件が増えてくると

「住んでいる部屋の結露が酷い!」

「カビが多くて不快だから住み替えをしたい!」

 

そう言って、お部屋探しに来られる方がいます。

お話しを聞いていると、建物ではなく住み方が原因の可能性も多くあります。

 

・加湿器は常時つけっぱなし。(冬場は鍋物が多い家庭も注意)

・洗濯物は部屋干しをする。

・冷暖房した空気を逃がしたくないから窓はあけない。

・24時間換気システム?付いてるけど電気代が勿体ないから消しています。

 

その生活ではカビ・結露が発生してしまうのは当然なんですよね…。

 

 

 

 

 

結露

結露と深い関係がある「飽和水蒸気量」という言葉を御存じでしょうか?

飽和水蒸気量とは、空気中に存在できる水蒸気量を、質量であらわしたものです。

この飽和水蒸気量は気温に大きく関係し、気温が高くなると多くなり、気温が低くなると少なくなります。

これを分かりやすく理解するならば、空気という箱に水蒸気という物体が入っていると考えてください。

 

 

図を見ながらだと分かりやすいかと思いますが、空気は縮むが水は縮めないので空気という箱が小さくなると容量オーバーになって水蒸気という物体が溢れてしまうというイメージですね。

空気は力を加えなくても温度によって伸縮するので、温めると箱は大きく、冷やされると小さくなります。

 

ペットボトルを使えば、空気の伸縮性を体感できる簡単な実験ができます。

空のペットボトルにキャップをして踏むと、へこんで押し戻されます。

次にペットボトルを水で満たしてキャップをしたものを同じように踏んでみてもへこみもしません。

これで空気は縮むが、水はほとんど縮まないということが分かるかと思います。

 

実際に数字で飽和水蒸気量を説明すると、25℃では水蒸気は1㎥あたりに23.0gが気体として存在できます。

しかし、15℃での飽和水蒸気量は1㎥あたり12.8gです。

10℃温度が低下するだけで水蒸気は半分くらいしか気体として存在できなくなってしまいます。

気体として存在できない水蒸気は液体となって温度が低くなる窓・壁部分に付着します。

それが 結露 です。

結露は痩せてスリムになった空気のデトックスというわけですね。笑

 

 

上記の事を一般生活に当てはめると…

加湿器をかけたり、部屋干しをして湿度が高い25℃のお部屋があるとします。

25℃時点ではたくさんの水蒸気を空気中に含めるので、結露はしていません。

それが夜寝る時には室温が下がり、15℃になってしまいました

すると、空気中に含めなくなった水蒸気は結露となって窓や壁などにつきます。

そしてこの結露を放置しておくと、カビや窓枠を腐らせる原因となります。

 

さて、結露やカビに悩まされている方でこんな生活に心当たりがある方はいませんか?

 

 

 

 

 

結露の対処法は?

その対処として大切なのは 換気 です。

窓を開けて室内の空気を循環させたり、台所やお風呂の換気扇をできるかぎり回すなどして、室内の湿気を攪拌することが大切です。

部屋の中での温度差をなくすことを意識してみるといいかもしれないですね。

 

 

先にも少し言いましたが、平成15年以降に建てられる住宅には24時間換気システムが義務づけられています。

それを使用して空気を循環させ、湿度を外に逃がすということもできます。

これを電気代を押さえたいという理由でそれを止める方がいますが、やめておいた方が賢明です。

湿気・カビによるトラブルで修繕や修理となったら電気代より間違いなく高くつきますからね。

24時間換気システムによるリスクヘッジは大切です。

少しの電気代で快適さとリスク管理ができると思えば安いものではないでしょうか。

またお風呂やトイレに設置されている換気扇は常に回していますか?その都度、消していますか?

“換気”という点で言えば、換気扇はつけっぱなしにすることを推奨します。

換気扇の消費電力は少量なので、つけっぱなしにしたからといって電気代は跳ね上がったりしません。

これは今日からでも出来るお手軽予防術だと思います。

 

いつもあまり人の出入りがない部屋や、閉めっぱなしの収納など意外な場所で結露が起きていることも良くあります。

そんな部屋や収納も空気の入れ替えはこまめにしてあげてください。

開けない日が続くと何か出てきそうで開けづらくなりますよね。(これは自分だけでしょうか。笑)

普段から開けるようにしておけば湿気もなくなり、開かずの空間をつくっているモヤモヤもなくなります!

また物件によっては自動換気システムというものが壁に付いている場合がありますので、それを利用していただくだけでも結露は予防できます。

 

 

 

 

 

まとめ

最近の住宅は便利で手を入れなくても気持ちよく住める反面、そういったデメリットがあります。

しかし、実際住むうえではデメリット以上にメリットの方が間違いなく大きいと思います。

すこしの換気をするだけで快適さは格段に変わる可能性があります。

それを実践していただいて、快適に住んでいただければと思います。

 

 

 

24時間換気の物件も、そうでない物件もたくさん紹介しています。四万十市の不動産会社 ヤマモト地所

 

 

 

 

 

 

ツイッター始めました。フォロワーが少なくてさびしいです・・。
この記事を書いた人
宮本 留伊 ミヤモト ルイ
宮本 留伊
私も大学入学のとき、就職のときと京都で部屋探しで苦労した思い出があります。

その経験からあらゆる角度からのご提案をして「実際住んでみないと分からない」を事前にできるだけなくし、気持ちよく不安の少ない新生活のお手伝いができるように尽力します。
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