家を建てるなら、いつ?
「家を建てる人って何歳くらいが多いですか?」
先日お会いしたお客様からこのように聞かれました。
私のこれまでのお客様は、20代から60代まで様々です。
何歳くらいで建てる方が多いのか、調べてみました。
1、家を建てる人の平均年齢は?
2019年にフラット35を利用しマイホームを取得した方のデータです。
30歳代が41.7%、40歳代が25.9%、20代が14.2%。
平均年齢40.2歳になるそうです。
2009年の平均年齢は39.3歳ですので、少しづつ上昇しているようです。
想像したよりは年齢層が上だなと思いました!
注文住宅のほか、マンションや中古物件も含んでの集計となります。
(2019年度フラット35利用者調査より)
2、家を建てるきっかけ
現在はお一人暮らしや、お二人暮らしなど、家を建てる家族の形態も色々です。
お子様が社会人になってから夫婦で家を建てる方や、30代で実家から独立する際、一人で家を建てる方など。
ですが、きっかけとなる出来事で多くお伺いするのは、やはりお子様の成長に合わせた理由です。
小学校や保育所を決めるまでに家を建てたいというお話を良く聞きます。
年代では20代・30代の方が多いです。
お子様の成長によって賃貸物件が狭く感じる事や、周囲への音の気遣い、お庭が欲しいなどの理由もございます。
3、住宅ローンのスタートとゴール
住宅ローンの返済年数は「最長35年」という商品が多く、完済時の年齢も80歳未満や75歳以下が多いです。
逆算しますと45歳からスタートしても35年ローンが可能ですが、現実には80歳までローン返済が続くのは大変です。
現在の高年齢者雇用安定法では、65歳までの安定した雇用が確保されるようになりました。
定年退職の年齢は働く形態や業種によってさまざまで、再雇用や、再就職なども考えられます。
65歳で住宅ローンを完済する場合は、35年返済の場合、30歳スタートになります。
70歳で完済する場合は、35年返済で、35歳スタートです。
返済期間を短くすることもできますが、当然毎月の支払額が増えます。
若い年代でスタートできれば、それだけ毎月の負担が減ると考えられます!
4、団体信用生命保険について
住宅ローンの返済中に契約者に万が一のことがあった場合に、ローン残額の肩代わりをしてもらえる保険が、団体信用生命保険です。
死亡だけではなく、高度障害や三大疾病の特約、がん保証など、銀行さんによって多くのプランがあります。
この団体信用生命保険や特約に入る場合には、加入要件があります。
保険ですので、自分の健康状態によっては加入ができない場合があります。
年齢が上がるほどに持病や投薬、手術や入院をする確率は上がると思います。
その点から言いますと、50代や60代の住宅ローン借り入れによるマイホーム取得が難しくなるケースもございます。
▼団体信用生命保険のことや住宅ローンについてまとめています▼
5、40代で始める家づくり
もちろん30代後半・40代・それ以上だからと言って、あきらめる必要はございません!
40代以上だからこそ、注文住宅を建てられる強みもあります。
①収入が安定している
ご夫婦ともに年齢に合わせ年収も安定していきます。
また、女性の出産育児に伴う減収や転職も減ることと思われます。
②家族の将来が想像しやすい
お子様の人数や学校も定まり、土地選びやプラン作りがしやすくなります。
必要な教育資金を見通したうえで、毎月払える金額を計算できます。
③住宅ローンの頭金を用意できる
それまでの貯蓄を元に、自己資金をご用意できれば、ローン借入額も減らすことができます。
④家を建ててからのコストが抑えられる
例えば20代で建てた家に90代まで住めば70年間。
40代で建てて90代までなら50年間となります。
マイホームは建てた後のメンテナンス費用も考えなければなりません。
外壁や屋根の塗装、内装の修繕や、リフォーム、長く住む事によって発生する費用を、抑えられます。
6、さいごに
どのタイミングが最良であるかは、個人によって異なります。
家や土地を購入する事は、人生において大きなイベントです。
「いつになるか分からないけど、いつかはマイホームが欲しい!」
そんなお気持ちで、ヤマモト地所へご来店・お問い合わせくださいませ。
ベストなタイミングを一緒に探していきましょう。
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