浄化槽が浸水したら?
※この記事は2016年9月23日の記事を加筆修正したものです。
台風16号が思いのほか被害をもたらしていたようですが、皆様のところは大丈夫でしたか?
我が家の前は10~15センチほど冠水しており、我が家より少し低くなっているご近所は床下まで来そうな勢いで水が来てドキドキだったとおっしゃっていました。
床下浸水とまでは行かなくても、浄化槽が浸かったと言う方も多かったのではないでしょうか?
今後もし、浄化槽が浸水してしまったら、以下の手順で浄化槽が正常に使えるかどうか確認してください。
※ 確認の前に感電防止や衛生対策にゴム手袋などを着用することをお勧めします。
* 環境省のマニュアルより
チェック① 漏電ブレーカーが作動しているかどうか
電化製品のコードやコンセントなどが濡れたり湿気たりすることによって漏電が起きて漏電ブレーカーが落ちます。
そのままだと危険ですので、電気保安協会か保守点検業者に連絡してください。
チェック② 浄化槽のブロアが機能しているかどうか
ブロアとは主に浄化槽内で働いている微生物に空気を送る装置で、これが止まってしまうと浄化槽が機能しなくなります。
以下の項目に該当しているものがあれば、ブロアのコンセントを抜き、保守点検業者に連絡してください。
・コンセントボックス、ブロアが水没した形跡がある
・コンセントにささっているのに動いていない
・電源ケーブルが切れている
・作動音がいつもよりうるさい
・空気配管が外れたり、壊れている
* 環境省のマニュアルより
チェック③ 流水管・浄化槽本体からの汚水漏れがないか
水を流したときに、以前には出なかったところから水が出ていないか確認してください。
チェック④ 消毒の薬剤があるか
出来たら、ふたを開けて消毒薬の入っている筒が倒れていないか、また消毒薬が流されていないかを確認してください。
消毒が出来ていないと、汚水をそのまま流すことになり不衛生です。
自分でチェックするのが不安な方は、保守点検を依頼している業者さんに点検してもらうことをお勧めします。
我が家は今回は大丈夫でしたが、浄化槽が浸水するとトイレが使えなくなるんですよね。
しなければいけないなとは思いつつ、災害に対する備えがぜんぜん出来てないので、自然を甘く見ることなく、万が一に備えるようにしておこうと再認識させられた出来事でした。
皆様もお気をつけくださいませ。
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